真性包茎の特徴がそのままデメリットにつながる
真性包茎というのは、どんなときでも亀頭が包皮に覆われています。包皮が癒着していて平常時や排尿するとき、勃起時も変化なく覆われているため、包茎の中でも特に注意していかなければなりません。無理をすれば先の方だけ露出が可能な人もいますが、それもとても危険で、できれば無理を避けたほうがいいです。なぜなら露出させた部分がもとに戻せなくなり、痛みやうっ血が起きてしまうデメリットが考えられるからです。
余った包皮に覆われているのなら、締め付けないのではと考える人もいるでしょう。でも真性包茎の人は、成長の過程で先細りの形になっていることが多く、包皮も同様の形をしています。だから亀頭を出す行為は、無理に広げて露出させている状態と同じですし、無理してもすべてを出すことができず先端の方の一部だけです。
常に包皮で覆われていると、恥垢と呼ばれる白い垢が溜まりやすくなり不衛生です。尿や精液など体から出される分泌物の成分が溜まってできるもので、雑菌が繁殖しやすい状態になります。かゆみを帯びたり、炎症を起こしたりしやすいところもデメリットです。
カントン包茎は締め付けが危なく勃起時にデメリットが高い
カントン包茎は包皮の先端部分が狭くなってしまっていることで、デメリットが起きやすい状態です。平常時であれば、問題なく剥くことができる点が真性包茎と異なる点です。剥いて洗うことができるので、注意していれば不衛生な状態は回避することができるでしょう。でも、剥くことができるため、治療を怠る人が多いのがカントン包茎の怖いところです。
勃起時に先細りの包皮は亀頭を締め付けてしまい、血流を悪くしてしまいます。うっ血の状態が長く続いてしまうと、壊死してしまう可能性があるため注意が必要です。中には平常時でも剥きにくい真性包茎に近いタイプの方もいます。その人は余計勃起時に締め付けられることになるため、注意が必要です。
子供の頃はカントン包茎でも困ることがないため、気付かないでしまう人が多いです。思春期以降に違和感があって気付くことも多いですが、勃起時に痛みを感じてしまう方は無理すると、剥くことができない真性包茎の人よりも危険なため、早めに治療を受ける必要性があります。
まとめ
真性包茎とカントン包茎は個人差がありますが、真性包茎は常に包皮で覆われ不衛生になりやすい状態、カントン包茎は勃起時に剥くことはできるが締め付けられて下手をすると壊死してしまう可能性がある状態です。それぞれ違ったデメリットがありますが、いずれにしてもそのまま放置しておくと危険な状態になりかねません。
真性包茎もカントン包茎も治らない病気とは違いますから、専門のクリニックに行って相談し、早い段階で手術を検討するとよいでしょう。それぞれのデメリットを解消し、悩みの解決にも繋がります。